💻 【実体験レビュー】GPT-5のコーディング機能を試してみた！絵文字ジェネレーター作成で分かった実力と限界

こんにちは、ミカです！

本日2025年8月8日、ついにOpenAIからGPT-5が正式発表されました。特に注目されているのが、大幅に向上したというコーディング機能です。

実は私、ちょうど絵文字ジェネレーターの記事を書いていたところだったんです。そこで「これは絶好のチャンス！」と思い、GPT-5の新しいコーディング機能を使って実際に絵文字ジェネレーターを作ってみることにしました。

今回の記事では、GPT-5のコーディング機能を実際に使ってみた正直な感想と、v0.devとの比較結果をお伝えします。プログラミング初心者の私でも本当に使えるのか、実体験をもとに詳しく解説していきますね。

GPT-5とは？主要なアップグレード点
GPT-5のコーディング機能とは？新機能の概要
実際にGPT-5で絵文字ジェネレーターを作ってみた
v0.devとの比較：同じプロンプトで試してみた結果
GPT-5コーディング機能の実力を検証
GPT-5の料金と利用方法
他のAIコーディングツールとの使い分け
今後のGPT-5コーディング機能への期待
まとめ：GPT-5コーディング機能の現在地と今後の可能性

GPT-5とは？主要なアップグレード点

GPT-5の革新的な進化

GPT-5は、OpenAIが開発した最新のAIシステムで、これまでのモデルを大きく上回る知能を実現しています。特に以下の分野で大幅な性能向上を達成しました：

主要な改善分野

コーディング: プログラミング能力の大幅向上
数学: 複雑な計算問題への対応力強化
ライティング: より自然で高品質な文章生成
健康: 医療関連の知識と推論能力向上
視覚認識: 画像理解能力の飛躍的向上

ハルシネーション（幻覚）の劇的な改善

GPT-5では、従来のモデルで課題となっていたハルシネーション（虚偽情報の生成）が大幅に改善されています 2。完了できないタスクに対しては正直に「できない」と回答し、虚偽の情報生成を大幅に抑制しています。

統合システムとしての設計

GPT-5は、迅速な応答が必要な場合と、より深く考える必要がある場合を自動的に判断する統合システムとして設計されています。これにより、ユーザーのニーズに応じて最適なレベルの回答を提供できます。

GPT-5のコーディング機能とは？新機能の概要

GPT-5で大幅に向上したコーディング性能

GPT-5では、コーディング分野で特に大きな性能向上が実現されています 2。SWE-benchというGitHubから収集したプログラミング課題を用いた評価では、従来の基準を大きく超える成績を記録しました。

主な改善点

複雑なフロントエンドコードの生成能力向上
大規模なリポジトリのデバッグ機能強化
レスポンシブデザインの理解力向上
デザイン観点での表現力の洗練
より長く複雑なコーディングタスクの完了能力 5

新しいAPI機能も追加

GPT-5では開発者向けの新機能も追加されています：

verbosity パラメータ: 出力の詳細度をlow、medium、highの3段階で制御可能
Free-Form Function Calling: JSON ラップ不要でPython、SQL、shell環境に直接テキストを送信
Context-Free Grammar: Lark や Regex 構文で出力を厳密に制約

GitHub CopilotやVisual Studio Codeとの統合

マイクロソフトとの連携により、GitHub CopilotやVisual Studio CodeでもGPT-5の最新機能が利用できるようになりました 5。これにより、開発環境での直接的な活用が可能になっています。

実際にGPT-5で絵文字ジェネレーターを作ってみた

使用したプロンプト

今回は、シンプルなプロンプトでどこまでできるかを試してみました：

１回目：絵文字ジェネレーターを作ってください。
２回目：テキストから絵文字を生成するAIツールを作ってください

私の経験では、プロンプトはできるだけ具体的に書くことが重要です。今回は機能要件を明確に指定することで、GPT-5がどの程度理解して実装できるかを検証しました。

生成されたコードの内容

GPT-5が生成したのは、以下のような構成のWebアプリでした：

ファイル構成

index.html – メインのHTMLファイル
style.css – スタイルシート
script.js – JavaScript機能

主な機能

テキスト入力フィールド
絵文字提案表示エリア
コピー機能
レスポンシブデザイン

技術的な特徴

セマンティックなHTML構造
CSS Gridを使用したレスポンシブレイアウト
ES6の機能を活用したJavaScript
適切なアクセシビリティ対応

実際の使用感：良かった点

1. 動作するコードが一発で生成された

最も驚いたのは、最初のプロンプトで実際に動作するコードが生成されたことです。HTMLファイルをブラウザで開くと、すぐに絵文字ジェネレーターとして機能しました。

2. レスポンシブデザインに対応

スマートフォンでも使いやすいレスポンシブデザインが自動的に適用されていました。これは以前のGPTモデルと比べて明らかな改善点です。

3. 適切なエラーハンドリング

入力が空の場合や、絵文字が見つからない場合の処理も適切に実装されていました。

4. コードの可読性が高い

コメントが適切に配置され、変数名も分かりやすく、初心者でも理解しやすいコード構造でした。

気になった点・改善が必要な部分

1. UIデザインが平凡

機能的には問題ありませんが、デザイン面では特に目を引くような要素はありませんでした。シンプルすぎて、少し物足りない印象です。

2. 絵文字の提案精度

絵文字の提案機能は基本的なキーワードマッチングベースで、AIらしい高度な提案機能は実装されていませんでした。

3. カスタマイズ性の不足

ユーザーが設定を変更したり、お気に入り機能を追加したりといった、より高度な機能は含まれていませんでした。

4. 絵文字データベースの限界

提案される絵文字の種類が限定的で、最新の絵文字や特殊な用途の絵文字には対応していませんでした。

v0.devとの比較：同じプロンプトで試してみた結果

v0.devで生成した結果

比較のため、同じプロンプトをv0.devでも試してみました。

v0.devの特徴

Next.jsベースの実装
shadcn/uiコンポーネントを使用
より洗練されたUI
Tailwind CSSによるスタイリング

比較結果

項目	GPT-5	v0.dev
生成速度	高速	高速
UIデザイン	シンプル	洗練されている
技術スタック	HTML/CSS/JS	Next.js/React
カスタマイズ性	中程度	高い
学習コスト	低い	中程度
実用性	基本的な機能	本格的な実装

私の率直な感想

正直に言うと、今回の比較ではv0.devの方が優秀だと感じました。特にUIの美しさと、実際のプロダクトとして使えるレベルの完成度という点で、v0.devに軍配が上がります。

ただし、GPT-5の方が：

シンプルで理解しやすいコード
初心者にとって学習しやすい構成
軽量で高速な動作

という利点もありました。

GPT-5コーディング機能の実力を検証

ベンチマーク性能の向上

GPT-5は各種ベンチマークで優秀な成績を収めています 3：

SWE-bench: 74.9%（コーディングタスク評価）
Aider-Polyglot: 88%（多言語プログラミング）
AIME 2025: 94.6%（数学競技、ツール未使用）

実際の開発現場での活用可能性

適している用途

プロトタイプの迅速な作成
学習目的のコード生成
基本的なWebアプリケーションの開発
コードの説明やドキュメント作成

まだ課題がある分野

複雑なアーキテクチャの設計
大規模システムの統合
高度なUIデザイン
セキュリティを重視する本格的なアプリケーション

GPT-5の料金と利用方法

利用可能なプラン

GPT-5は以下のプランで利用できます：

無料プラン	ChatGPT Plus（月額20ドル）	ChatGPT Pro（月額200ドル）
1. GPT-5の基本機能が利用可能 2. メッセージ数に制限あり	1. より多くのメッセージ送信が可能 2. 優先アクセス	1. GPT-5 Proへのアクセス 2. 拡張リーズニング機能 3. 無制限利用

実際の使い方

ChatGPTアプリでは、モデル選択メニューで「GPT-5」が標準で選ばれているので、そのまま利用開始できます。

他のAIコーディングツールとの使い分け

目的別おすすめツール

学習・プロトタイプ作成

GPT-5: シンプルで理解しやすいコード生成
初心者の学習に最適

本格的なUI開発

v0.dev: 洗練されたデザインとモダンな技術スタック
プロダクション品質のコード

フルスタック開発

Bolt: ブラウザ完結型の開発環境
バックエンドも含めた総合的な開発

今後のGPT-5コーディング機能への期待

改善を期待したい点

1. デザイン能力の向上

現在のGPT-5は機能的なコードは生成できますが、視覚的に魅力的なデザインの生成はまだ課題があります。今後のアップデートでより洗練されたUIデザインが期待されます。

2. プロンプトの最適化

私が使ったプロンプトは非常にシンプルでした。より詳細で具体的なプロンプトを使えば、もっと高品質な結果が得られる可能性があります 5。

3. 継続的な学習と改善

OpenAIは今後も継続的にモデルの改善を行うと発表しており、コーディング機能のさらなる向上が期待できます。

まとめ：GPT-5コーディング機能の現在地と今後の可能性

今回の検証で分かったこと

GPT-5の強み

動作するコードを迅速に生成
初心者にも理解しやすいシンプルな実装
レスポンシブデザインへの対応
適切なエラーハンドリング

改善の余地がある点

UIデザインの魅力度
高度な機能の実装
カスタマイズ性

私の率直な評価

GPT-5のコーディング機能は確実に進歩していますが、「革命的」というほどの変化は感じませんでした。特に、v0.devのような専門特化ツールと比較すると、まだ差があるのが現実です。

ただし、プログラミング学習や簡単なプロトタイプ作成には十分実用的で、特に初心者にとっては非常に価値のあるツールだと思います。

こんな人におすすめ

GPT-5のコーディング機能が向いている人

プログラミングを学習中の初心者
簡単なWebアプリを作りたい人
アイデアを素早く形にしたい人
コードの説明や理解を深めたい人

他のツールを検討した方が良い人

本格的なプロダクト開発を行いたい人
高度なUIデザインを重視する人
複雑なシステム開発に取り組む人

今後の展望

GPT-5は無料プランでも利用できるため、まずは気軽に試してみることをおすすめします。私も今後、より複雑なプロジェクトでGPT-5を活用し、その可能性を探っていきたいと思います。

AI技術の進歩は日進月歩です。今回は期待していたほどの「驚き」はありませんでしたが、確実に進歩しているのも事実。今後のアップデートにも注目していきたいですね。

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