皆さん、こんにちは!Mikaです。
2025年11月21日の「Nano Banana Pro」リリースから数日、SNSはまさに“お祭り騒ぎ”ですね!皆さんの驚きや発見の投稿を眺めているだけで、ワクワクが止まりません。
様々な活用法が報告される中、ひときわ異彩を放ち、多くの人をザワつかせているテーマがあります。
それが、「ポンチ絵」です。
「え、AIがポンチ絵を?」「あの、霞が関の伝統芸能を…?」
そう思った方も多いのではないでしょうか。冗談のようで、しかし現実に、Nano Banana Proは驚くべきクオリティで、あの独特な雰囲気を持つポンチ絵を生成し始めたのです。
この記事では、なぜ今「Nano Banana Pro × ポンチ絵」がこれほどまでに話題なのか、その文化的背景から、具体的なプロンプト、さらには一歩進んだ活用法まで、徹底的に掘り下げていきたいと思います!
目次
- そもそも「ポンチ絵」とは?ただの図解ではない、その文化的背景
- なぜバズった?「シンギュラリティかもしれない」の声
- 【実践編】あなたのNano Banana Proも「ポンチ絵」マスターに!
- 【応用編】「ごちゃ混ぜ感」からの脱却。伝わる図解を作る「引き算」の美学
- まとめ:Nano Banana Proは、私たちの創造性を映し出す鏡
1. そもそも「ポンチ絵」とは?ただの図解ではない、その文化的背景
「ポンチ絵」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
一般的には、企画書や提案書などで使われる、概念や概要を説明するための簡単な図やイラストを指します。しかし、特に日本の(とりわけ大きな)組織において、それは独自の進化を遂げました。
X(旧Twitter)であるユーザーは、その本質をこう表現しています。
「ポンチ絵は大組織の文化、エスカレ(階級が下の人からどんどん上の人に説明していくこと)の過程で生まれる。担当部長は部門長に、部門長は大部長に説明していく。その過程で、担当部長は部門長に怒られないよう、資料に吹き出しを追加させる。部門長は大部長に怒られないように、注釈を追加させる。そうして最初はスッキリしていたA4スライドは、現代アートになる。」
(五十嵐氏 @biz_fx50 のポストより要約)
つまり、ポンチ絵とは単なる図解ではなく、関係者の様々な思惑、指摘、そして「念のため」が幾重にも積み重なった、コミュニケーションの痕跡そのものなのです。情報がギッシリと詰め込まれ、矢印や吹き出しが飛び交う、あの独特の「ごちゃ混ぜ感」は、いわば組織文化が生み出した“芸術作品”とも言えるのかもしれません。
2. なぜバズった?「シンギュラリティかもしれない」の声
そんな複雑な文化的背景を持つポンチ絵を、Nano Banana Proが生成した。この事実に、多くの人が衝撃を受けました。
AI研究者の今井翔太氏は、次のようにポストしています。
「過去、冗談半分で『画像生成AIが霞ヶ関の伝統芸能ポンチ絵スライドを生成できるようになればシンギュラリティ』と言っていたのですが、Nano Banana Proが簡単にこれを出してきたので、これはシンギュラリティかもしれない。」
(今井翔太氏 @ImAI_Eruel のポストより)
これは、多くの人の気持ちを代弁するものでしょう。AIが単に「サーバーの絵を描く」「人物のイラストを描く」といったレベルではなく、「日本の組織における資料作成の“お作法”や“空気感”」といった、極めてコンテキスト依存度の高いニュアンスを理解しているかのように見えたからです。
Nano Banana Proは、インターネット上の膨大な日本語テキストと画像から、この「霞が関文学」とも呼ばれる独特の様式美を学習してしまったのかもしれません。
3. 【実践編】あなたのNano Banana Proも「ポンチ絵」マスターに!
さて、ここからは実践編です。どうすれば、あの「情報ギチギチ」のポンチ絵を生成できるのでしょうか?
Xで様々な検証をされているテツメモ氏(@tetumemo)の投稿が、非常に参考になります。ポイントは「情報密度」をプロンプトでコントロールすることです。
プロンプト例1:情報密度99%の“本格”ポンチ絵

プロンプト:
これらの内容を、霞が関のポンチ絵スライドとして、懇切丁寧に余白皆無のこれでもか!というくらい情報をギッチギチに詰め込んだ情報密度99%の1枚画像として16:9で出力してMika’s解説!
これぞまさしく「呪文」ですね!「余白皆無」「ギッチギチに詰め込んだ」「情報密度99%」といった、畳み掛けるような言葉でAIにプレッシャーをかけることで、あの独特の雰囲気が生まれます。まずはこのプロンプトで、Nano Banana Proのポテンシャルを体感してみてください。
プロンプト例2:情報密度を下げて、少し見やすく


プロンプト:
これらの内容を、霞が関のポンチ絵スライドとして、情報密度を30%に抑えて、分かりやすく1枚画像として16:9で出力してMika’s解説!
「情報密度」のパーセンテージを調整するだけで、AIはアウトプットの複雑さを変えてくれます。99%ではカオスすぎると感じたら、50%、30%と数値を下げて、自分好みのバランスを探ってみるのが面白いですよ。
4. 【応用編】「ごちゃ混ぜ感」からの脱却。伝わる図解を作る「引き算」の美学
ポンチ絵を生成できるのは面白いですが、実際のビジネスシーンで使うには、少し情報過多で分かりにくい…と感じる方も多いでしょう。
そんな時に役立つのが、エクセル兄さん氏(@excel_niisan)が提唱する「引き算」のプロンプトです。AIがデフォルトで作りがちな「ごちゃ混ぜ感」を解消し、洗練された図解へと昇華させるテクニックです。

プロンプト:
テキストをきわめて少なく、グラフィカルな表現を重視。日本語の文字化けを抑える。フォントはヒラギノゴシック中心。コンテンツはそのままに配色やデザインはMicrosoft365のように。フラットデザインでシンプルに。Mika’s解説!
これは素晴らしいプロンプトです!AIの「足し算しすぎる」クセを的確に抑制していますね。
- テキストをきわめて少なく: 情報量を絞る指示。
- グラフィカルな表現を重視: 文字より図で語らせる。
- フォントはヒラギノゴシック中心: 日本語の可読性とデザイン性を担保。
- 配色はMicrosoft365のように: 具体的で分かりやすいデザインシステムを参照させる。
- フラットデザインでシンプルに: 全体のトーンを統一する。
このように具体的な指示を「引き算」の発想で加えることで、Nano Banana Proは単なる“ポンチ絵ジェネレーター”から、“優秀なデザイナー”へと役割を変えるのです。
まとめ:Nano Banana Proは、私たちの創造性を映し出す鏡
今回は、SNSを賑わす「Nano Banana Proによるポンチ絵生成」という現象を深掘りしてみました。
この一件は、AIが技術的に進化したというだけでなく、私たちの文化や仕事の進め方といった、人間側のコンテキストをAIが吸収し始めていることを示す、非常に興味深い事例です。
「足し算」のプロンプトでカオスな現代アートを生み出して楽しむもよし。
「引き算」のプロンプトで洗練されたビジネス資料を作らせるもよし。
Nano Banana Proという強力なツールは、まさに私たちの使い方次第でその姿を自在に変える「鏡」なのかもしれません。
今回の記事で紹介したプロンプトは、ほんの一例です。より体系的で幅広いプロンプトに興味がある方は、ぜひこちらの記事も合わせてご覧ください。あなたのNano Banana Proライフが、さらに豊かなものになるはずです!

