こんにちは、Mikaです。
9月に発表された画像編集AI、Gemini 2.5 Flash Image(nano-banana)が大きな話題になりましたが、ついに本命、「Gemini 3.0」がリリースされましたね!
2025年11月19日の本日、Googleが投下した「Gemini 3.0」という爆弾に、世界中の開発者やクリエイターが震撼しています。
「もはやゲームのルールが変わった」「巨人が目を覚ました」
SNSでは興奮と驚愕の声が渦巻いていますが、その本当のヤバさは、実際にコードを生成させてみないと分かりません。
そこで今回は、私が徹夜で試した実録レポートとして、Gemini 3.0が「人間を超え始めた」と感じた衝撃的な作例を、プロンプト付きで赤裸々に公開します。
この記事を読み終える頃には、あなたは興奮と少しの恐怖を感じ、そして「自分もこの革命に参加しなくては」と突き動かされているはずです。
目次:
- まず知っておきたい、Gemini 3.0の「ヤバさ」とは?
- 【実録】Gemini 3.0が生み出す、もはや「魔法」レベルの作例集
- 日本からOK!Gemini 3.0を無料で始める方法
- まとめ:巨人が目を覚ました。本当のゲームは、今ここから始まる
1. まず知っておきたい、Gemini 3.0の「ヤバさ」とは?
一言でいうと、Gemini 3.0は「全教科で90点以上取る超優等生」です。これまでのAIが特定の科目(例えば文章作成や画像生成)は得意でも、他はイマイチ…という「偏りのある優等生」だったのに対し、Gemini 3.0は論理的思考、創造性、コーディング能力など、あらゆる面で圧倒的な実力を見せつけています。
特に、私たちが注目すべきなのは以下の3点です。
- 圧倒的な理解力: 700ページの本や長時間の動画でも、一度に読み込んで完全に内容を把握できます。
- マルチモーダル能力: テキストだけでなく、画像、音声、動画を組み合わせて理解し、指示を出すことができます。
- 高度な実行能力: 複雑な指示を理解し、それを実現するためのコードやコンテンツを実際に「創り出す」能力が飛躍的に向上しました。
では、この「実行能力」がどれほどすごいのか、具体的な例を見ていきましょう。
2.【実録】Gemini 3.0が生み出す、もはや「魔法」レベルの作例集
ここからは、具体的な作例をカテゴリ別に紹介します。もはや「活用例」などという生易しいレベルではありません。創造のルールが、今、書き換えられる瞬間です。
カテゴリ1:ウェブサイト&UI開発 ― アイデアを“即座に”形にする
WebサイトやアプリのUI開発は、これまで多大な時間と専門知識を要する領域でした。しかし、Gemini 3.0の登場により、その常識は覆されます。
作例1:「X(旧Twitter)」のUIを“驚異の再現度”でコピーする
「このアプリのUI、いいな」と思っても、それをゼロから再現するのは大変な作業でした。しかし、Gemini 3.0なら、スクリーンショットを1枚見せるだけで、その願いが叶います。
実際に私のXのプロフィールページのスクリーンショット(図1)を見せて、こう指示してみました。
プロンプト例:
「このX(旧Twitter)のスクリーンショットを基に、UIをHTMLとCSSで完全に再現してください。」
生成されたファイルを開いて、私は思わず息をのみました。レイアウト、配色、アイコンの配置まで、驚くほど忠実に再現されたUI(図2)がそこにあったのです。しかも、ただの画像ではありません。左側のナビゲーション、中央のタイムライン、右側のトレンド…すべてがインタラクティブに動作する「生きた」UIでした。
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作例2:Apple風のスクロール連動サイトを“数分”で構築
Appleの製品ページのような、スクロールするとコンテンツがアニメーションで表示される「Scrollytelling」サイト。これをGemini 3.0に依頼すると、プロが作ったような高品質なサイトが数分で完成します。
プロンプト例:
「あなたは熟練したフロントエンド開発者です。Apple製品ページ風の『Scrollytelling』ウェブサイトを作成してください。ユーザーがスクロールすると、製品の特長がアニメーションで次々と表示されるように、GSAPとScrollTriggerライブラリを使ってください。コードはすべて単一のHTMLファイルでお願いします。」
このプロンプトから生成されたウェブサイトは、製品の魅力を最大限に引き出す、プロが作ったようなインタラクティブなページでした。個人のポートフォリオサイトや、新製品のランディングページなど、応用範囲は無限大です。

作例3:手書きの超ラフ案から“理想のWebサイト”を爆誕させる
この事例が、私がGemini 3.0の「意図理解能力」に最も衝撃を受けた体験です。
当サイト「ai-gaido.com」のトップページをリニューアルしたいと考え、既存のサイトのスクリーンショットと、自分でも何をしたいか整理しきれていない、非常に曖昧な手書きの構想図を提示しました。
プロンプト例:
「AIガイドのサイトのトップページを、このような構成にリニューアルしたいです。カテゴリーが豊富で、見せ方も充実したデザインにしたいと考えています。」
正直、これで伝わるとは思っていませんでした。しかし、生成されたのは、まさに私が頭の中でぼんやりと描いていた、理想そのもののトップページデザインでした。カテゴリーは見やすく整理され、コンテンツの導線も完璧。Geminiは、私の思考の足りない部分を完璧に補完し、最高の形でアウトプットしてくれたのです。


カテゴリ2:ゲーム&ツール開発 ― “欲しい”をその場で創り出す
Gemini 3.0は、もはや単なる情報提供者ではありません。私たちの「欲しい」という要求に応え、その場でインタラクティブなツールを創り出す「開発者」に進化しました。
作例4:110秒で「GameBoy」を開発し、名作をプレイ可能に
これが個人的に最も衝撃的でした。なんと、複数のクラシックゲームを内蔵した「GameBoyエミュレータ」を、ゼロから開発させてしまうのです。
プロンプト例:
「任天堂GameBoy風のシミュレータをWebアプリとして作成してください。『テトリス』や『ポケモン』など、複数のクラシックゲームを遊べるようにし、すべてのボタンはタッチとキーボードで操作可能にしてください。コードは単一のHTMLファイルで生成し、創造性を最大限に発揮してください。」
110秒後。生成されたファイルを開くと、画面には懐かしいGameBoyが。そして、十字キーもA・Bボタンも、すべてが完璧に動作し、テトリスやポケモンが実際にプレイできるのです。しかも、音付きで。これは、もはや単なるコード生成ではありません。「創造」です。

作例5:43秒で実用的な「スクリーンショット美化ツール」を開発する
以前から「スクリーンショットをお洒落に加工するツールが欲しいな」と思っていました。そこで、Gemini 3.0にその開発を丸投げしてみることに。
プロンプト例:
「美しいスクリーンショット美化ツールのUIデザインを生成してください。ユーザーが画像をアップロードすると、背景デザインの選択、テキスト追加、画像サイズ変更、影や角丸などのスタイル調整ができ、最終的に高画質でダウンロードできるUIフローにしてください。全体的にミニマルで洗練されたデザインでお願いします。」
わずか43秒後。生成されたファイルを開くと、そこには要求した機能がすべて実装された、完璧なUIのツールが出現しました。背景を変え、テキストを入れ、スタイルを調整する…ダウンロード機能こそ未実装でしたが、それ以外のすべての機能が実際に動作したのです。この結果には、本当に鳥肌が立ちました。

この体験は、未来を予感させます。近い将来、AIは単にテキストで答えるのではなく、私たちの質問に対して、その場で操作可能な「インタラクティブなツール」を生成して提供するようになるでしょう。これは、純粋なツールサイトを運営するクリエイターにとっては、少し怖い未来かもしれません。
カテゴリ3:動的SVGアニメーション ― “仕組み”を視覚的に伝える
複雑な概念や製品の仕組みを、言葉だけで説明するのは困難です。しかし、Gemini 3.0は、それを美しいアニメーションに変換してくれます。
作例6:コーヒーメーカーの動作原理を“一言”でアニメ化
例えば、「コーヒーメーカーの仕組みを、アニメーションで見せたい」と思ったとします。
プロンプト例:
「コーヒーメーカーが動作する原理を、SVGアニメーションで生成してください。内部の水の流れやコーヒーが抽出される様子が分かるように、シンプルかつお洒落なデザインで。」
すると、本当に内部構造がアニメーションで動くSVGコードが生成されます。これは、専門的なアニメーションソフトがなくても、誰でも簡単にアイデアを視覚化できることを意味します。学校の授業で生徒の理解を深めるための教材として使ったり、プレゼンテーションで聴衆の注目を集めたりと、教育やコミュニケーションの場で絶大な効果を発揮するでしょう。

カテゴリ4:3Dアート&ビジュアライゼーション ― “一枚の絵”から世界を創る
お気に入りのイラストや写真から、立体的な3Dの世界を創り出す。Gemini 3.0は、そんな魔法のような体験も可能にします。
作例7:イラスト1枚から“息をのむ”3Dボクセルアートを生成
サイバーパンク風の美しいイラストを見つけて、「これを3Dにできないかな?」と思い、試してみました。
プロンプト例:
「この画像にインスパイアされた、美しいボクセルアートのシーンをthree.jsでコーディングしてください。単一のHTMLファイルでお願いします。」
結果は、見事な3Dアニメーションでした。元のイラストの雰囲気を保ちつつ、星のまたたきや光の帯が回転する効果まで加わり、息をのむような美しさでした。お気に入りのイラストを、動く3Dアートとして楽しめる時代の到来です。

3. 日本からOK!Gemini 3.0を無料で始める方法
「こんなにすごいなら、ぜひ使ってみたい!」と思いますよね。ご安心ください。日本からでも無料でGemini 3.0の力を体験する方法がいくつかあります。
1. 【公式】Google AI Studio(おすすめ度:★★★★★)
Googleが提供する、AIモデルを試すための公式Webサイトです。今回紹介したような高度な作例を試すなら、ここが一番おすすめです。

- サイトURL: aistudio.google.com
- 料金: 無料(回数制限あり。ただし、かなり寛大です)
- 必要なもの: Googleアカウント
2. 【公式】Gemini公式サイト(おすすめ度:★★★★☆)
チャット形式で手軽にGemini 3.0と対話したい方向け。日常的な質問や文章作成に向いています。

- サイトURL: gemini.google.com
- 料金: 無料版でも利用可能。より多くの機能を使いたい場合は有料版「Gemini Advanced」へアップグレード。
3. 【サードパーティ】LMArena(おすすめ度:★★★★☆)
様々なAIモデルを匿名で対戦させ、どちらが優れているかを評価するサイトです。「Direct Chat」モードを選ぶと、最新のGemini 3.0を無料で試すことができます。

- サイトURL: lmarena.ai
4. 【サードパーティ】Zenmux(おすすめ度:★★★☆☆)
こちらも様々なモデルを試せるプラットフォームです。日本のネットワークからでもアクセスしやすく、手軽に試したい場合に便利です。

- サイトURL: zenmux.ai
- 料金: 無料(回数制限あり)
5. 【サードパーティ】OpenRouter(おすすめ度:★★★☆☆)
開発者向けですが、UIも分かりやすく、多くの最新モデルを試せるサイトです。Gemini 3.0もラインナップに含まれています。

- サイトURL: openrouter.ai
- 料金: 無料クレジットあり
4. まとめ:巨人が目を覚ました。本当のゲームは、今ここから始まる
いかがでしたか?
Xを再現し、遊べるGameBoyを創り出す。Gemini 3.0が見せた現実は、もはやSF映画の世界です。
これは、単なる「ツールの進化」ではありません。創造性の在り方、そして私たちの仕事そのものが、根底から変わる「時代の転換点」です。
焦る必要はありません。しかし、この歴史的な瞬間に「興奮」しない手はありません。
神々の戦いがどうなろうと、私たちユーザーにとっては最高の時代の幕開けです。ぜひ、今回ご紹介した無料サイトから、あなた自身の手でこの衝撃を体験し、新しい創造の第一歩を踏み出してください。
本当のゲームは、今、ここから始まります。そして幸運なことに、私たちは最前列のシートに座っているのです。

